4640–170109 iPhoneを発表するSteve Jobsの写真を1,000枚公開しました

塩澤一洋, Kazuhiro Shiozawa
shiology
Published in
6 min readJan 13, 2017

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2007年1月9日、初代iPhoneが発表されました。

あれから10年。

iPhoneが知的生産とコミュニケィションの要として不可欠の存在になっています。

発表当時、スタンフォード・ロースクールの客員研究員としてパロアルトに住んでいたshioは、MacPeople誌のご依頼で、会場に赴き、Steve Jobs氏のKeynoteスピーチを撮影しました。

ここに掲載した写真はその一部。すべてトリミングなし。撮影したままのjpeg 撮って出しです。

撮影枚数1,643枚。それらの写真は、日本、韓国、アメリカで、雑誌や書籍の表紙や記事に使われています。

その写真を使って当時書いたblog記事が下記の4本。

撮影機材はEOS 20Dとブレ補正機能のない初代EF70–200mmF4。会場の記者席は三脚・一脚の使用不可なので、すべて手持ち撮影。上限ISO1600のカメラで320mm相当を手持ち撮影し続けるのは至難です。

身体を固めて撮影しているので、2時間近くに及ぶKeynoteスピーチが終わったあと、腕を伸ばそうとしたら、反対の手で腕を広げたほど肘か固まっていました。

当時は記事掲載を優先したため、リサイズした写真のみをflickrに公開していましたが、10周年を機に元ファイルを公開いたします。

CCライセンスで公開してありますので、その条件下でどなたでもお使いいただけます。

電話としての便利さや音質がピカイチな「iPhone」。もともとあまり電話をしないshioは当初から電話(phone)として使う機会が極めて少なく、その存在意義は圧倒的に「i」にあります。

iMacの発表によってinternet, individual, instruct, inform, inspireに始まった「i」が「phone」と結びつくことで、多様なものを integrate してきました。これ一つであれこれできる、現代の十徳ナイフみたいな。

今このブログもiPhone 7 Plusで書いています。その他の使い方を、思いつくまま挙げます。

  • 授業の板書
  • 論文・原稿執筆
  • 赤ペンによる校正
  • 学生の論文の添削・コメント
  • 会議資料やスライドの作成・編集・表示・閲覧
  • 稟議書の閲覧・押印・回覧
  • 書類の作成・保存・再利用
  • 講演などの録音
  • 写真・動画の撮影
  • 一眼カメラで撮影した写真を読み込んで編集・スライドショウ
  • 文章、写真、音声、動画の編集・送受信・Webへの公開
  • 音楽や動画の再生・視聴

iPhone1枚あれば、すべての業務が遂行できます。普段、手ぶらで移動できるのはiPhoneがあるからに他なりませんし、iPhoneのみを持って出張して講演や講座を実施することもあります。

もちろん、iPhoneと同じことができて面積がより大きいiPadの方がやりやすいことも多いですが、iPhoneだけでも可能なのが素晴らしい。

下の写真は、スピーチ中に映像のトラブルで進行が止まった時、昔の面白い話をしておどけるJobs氏の珍しい姿。

この素晴らしきデバイスを生み出したJobs氏とAppleのみなさんに感謝。

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Professor on copyright law & civil code at Seikei University, Photographer / 成蹊大学法学部教授(民法・著作権法)・政策研究大学院客員教授・慶應義塾大学総合政策学部非常勤講師・多摩美術大学非常勤講師・写真家。